Theatre Polyphonic#5
ABOUT
Theatre Polyphonc
2010年、演出家石丸さち子が、自らのプロデュース公演の母体として設立しました。
Polyphonicという名前には、「たくさんの創造力や想像力が、自由に響き合い絡みあって作品を産み出していけますように」という願いがこめられています。
旗揚げは、同年10月サンモールスタジオでの「悪魔の絵本」(谷賢一書き下ろし)。
現代若手作家に続いて、チェーホフ、イプセン、テネシー・ウィリアムズと、古典を緻密で美しい舞台に表現してきまし た。
繊細にして剛胆な演出、作品毎に出会う魅力的なキャスティング、俳優の生きる空間を支えるオリジナルの音楽や美術は、高い評価を得ています。
2013年7月には、Midtown International Theater Festivalに、作・演出・プロデュースの作品で日本人初参加。
ミュージカル "Color of Life"は、ニュー・ヨークにて高い評価を受けました。
"Color ofLife”の日本での再演が期待される中、今年も新作ミュージカルを発表します。
New Musicalと謳う心は、日本のミュージカルという既成概念にとらわれない、新しいミュージカルをオリジナルで作るということ。今年も、物語と音楽が寄り添って、心揺れる時間をお届けします。
musical タールピット
「どこにでもある」と「ひとつしかない」は、似てないようで、似ていると、僕は思う。
僕の両親は、どこにでもいる父と母だし、この世でたったひとりしかいない、父と、母だ。
りんごはどこででも買えるけど、今、僕がかじろうとしているりんごは、世界にたったひとつしかない。
そして、どこにでもいそうな僕の父と、どこにでもいそうな僕の母が出会って、たったひとしかない物語が生まれた。
それは、時間を無視した、長い長い約束。
どこにでもある僕の命が終わっても、この物語だけは覚えていたいから、
痛くても、悲しくても、語ってみようと思うんだ。
キャスト/スタッフ
伊藤靖浩
作曲/編曲/出演
ユン・ソヨン
出演
金子大介
出演
宮里豊
編曲/sound design